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医療

韓国の医療制度は日本の国民健康保険にとても近い構造で、日本人にとって最も「馴染みやすい」分野のひとつです。皆保険制で、自己負担は実費の20〜40%(日本の3割と近い水準)、医薬分業、クリニックは予約不要 — 違いは細部にありますが、全体像は驚くほど似ています。日韓社会保障協定は健康保険には適用されないため、加入は別途必要です。

日本の国民健康保険との比較

韓国のNHISは1989年に皆保険として整備された制度で、日本の国民健康保険(1961年)を 参考にしたとされています。多くの点で日本の制度と直感的に理解できるはずです。

  • 強制加入 — 居住者全員。外国人は6ヶ月以上の滞在で対象に。
  • 給付率 — 約60〜80%(日本の国保とほぼ同じ水準)。 自己負担は2〜4割。
  • 保険料 — 所得連動制。給与所得者は労使折半。
  • 医薬分業 — 病院/クリニックで処方箋、薬局で受け取り。 日本の制度とまったく同じ流れ。
  • フリーアクセス — 紹介状なしで専門医にかかれる。

主な違い: 韓国のクリニック(의원/ウィウォン)は予約不要・ 当日受診が基本(日本以上にウォークイン文化が強い)。一方、大型総合病院は 紹介状か事前予約が必要なケースが多くなっています。

日韓社会保障協定について

日韓社会保障協定(2005年発効)は公的年金のみを対象としており、 健康保険は含まれません。つまり、日本の健康保険証を韓国で提示しても効きません。 韓国に住むのであれば、必ず韓国のNHISに加入する必要があります。

逆に、日本人駐在員などで「日本企業の健康保険に継続加入したまま韓国に来る」 場合でも、6ヶ月以上の滞在であれば原則として韓国側のNHISにも加入する 必要があります(実質的に二重加入になる場合があります)。詳細は会社の人事や NHISの外国人向けページで確認してください。

NHISへの加入

外国人登録証(ARC)取得後、6ヶ月の居住期間を経て自動的に加入対象となります (給与所得者は雇用主が「職場加入者」として手続き。それ以外は「地域加入者」として 個人請求)。

  • 保険料の目安 — 所得の約7%。 給与所得者は事業主と折半。地域加入者(自営業・無職)の外国人は 最低月額約150,000ウォン(約16,000円)。
  • 歯科・眼科 — 一部給付(クリーニング、虫歯治療など)。 矯正・美容目的は対象外。
  • 美容医療・自由診療 — 対象外。ソウルの皮膚科や美容クリニックは NHIS外の自由診療が中心で、ここが韓国独特の点とも言えます。

診察を受ける流れ

  1. 近所のクリニック(의원/ウィウォン)を探す — 内科、皮膚科、耳鼻咽喉科、 歯科、産婦人科などが街中に密集しています。予約なしで当日OK。
  2. 受付でARCとNHIS加入の確認(QRコード対応)。
  3. 診察 → 処方箋を受け取って近くの薬局(약국/ヤックッ)で薬を受け取る。
  4. 重症や精密検査が必要な場合は、大学病院・総合病院に紹介状で行きます。 ソウルなら国際診療センターのある主要病院: セブランス病院, サムスンソウル病院, アサン病院、ソウル大学病院(SNUH)、ソウル聖母病院 など。 いずれも国際診療センターには日本語通訳が常駐しています。
  5. 24時間英語/日本語の医療案内が必要なときは 1339(韓国観光公社の医療相談ホットラインも兼ねています)。

薬局(약국)

緑色の十字マークが目印。日本の調剤薬局と同じです。市街地の薬剤師は 英語のキーフレーズを理解する人が多く、Papagoを使えばさらに確実に伝えられます。

市販薬(처방전 없이 살 수 있는 약): 鎮痛剤、風邪薬、絆創膏、 ビタミン剤などはレジで購入可。日本でいう「第一類医薬品」相当のものは 薬剤師との対面販売です。

短期旅行者(NHIS未加入)の場合

90日以内の短期滞在では NHIS に加入できません。一般的な対処:

  • 海外旅行保険を出発前に必ず加入する
  • 日本のクレジットカード付帯の旅行傷害保険(JCBゴールド、楽天プレミアム等) を併用すると安心
  • 軽症ならクリニックで自費受診も可能。一般診察の自費は 約30,000〜50,000ウォン(3,200〜5,400円)程度
  • 重症・入院の場合は数百万円規模になるケースも。保険なしは絶対に避ける

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